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用語集GLOSSARY

用語 正式名称 説明
10BASE-T/100BASE-TX   <通信-->
10BASE-Tとは、最高10Mbpsで通信できるEthernet(イーサネット)の仕様の1つで、配線に非シールドより対線(ツイストペアケーブル)を用いる方式。
100BASE-TXとは、最高100Mbpsで通信できるFast Ethernet(ファストイーサネット)の仕様の1つで、配線にカテゴリ5以上の非シールドより対線(UTPカテゴリ5)を用いる方式。IEEE 802.3uとして標準化されている。
2B+D   <通信--サービス>
ISDNの基本ビットレートは、電話の音声をデジタルで送るために必要な速度で64kbps(Bチャネル)と決められている。
家庭向けのISDNでは、Bチャネルが2回線、制御信号のための16kbps(Dチャネル)を1回線利用できる。
これを「基本インタフェース」と呼び,この構造を「2B+D」と呼ぶ。
AI Artificial Intelligence <電気-->
人工知能のことであり、人間の知的振舞いの一部をソフトウェアを用いて人工的に再現したもの。
経験から学び、新たな入力に順応することで、人間が行うように柔軟にタスクを実行する。
チェスから車の自動運転まで、最近のAI事例のほとんどは、ディープ・ラーニングと自然言語処理に大きく依存している。
これらのテクノロジーを応用すると、大量のデータからパターンを認識させることで、ビジネスや生活における様々な難しいタスクをこなせるようにコンピューターをトレーニングすることができる。
ATM Asynchronous Transfer Mode <通信--方式>
非同期転送モード。
固定長のセルを単位として通信を行うパケット通信の一種。送るべき情報が存在するときにのみセルをネットワークに送り出す方式であるところから非同期転送と呼ばれる。
主として公衆通信用の方式として考えられたものであるが、LAN等にも応用されている。
B8ZS Binary 8-Zero Substitution <通信--符号化>
デジタル通信に使用される符号の一種。
8個の連続した"0"が送信される場合に特殊な符号パターンに変換する符号化方式。
BRI Basic Rate Interface 国際電気通信連合(ITU−TS)が標準化したISDN回線のインタフェース規格であり、通信速度は144kbps。
64Kbpsを2チャネル、16Kbpsを1チャネルを利用可能である。(2B+Dと呼ばれている)
CMI Coded Mark Inversion <通信--符号化>
デジタル通信に使用される符号の一種。
データ「1」を「11」・「00」に対応、データ「0」を「01」に対応させる。
データ「1」が現れる毎に「11」と「00」を交互に送出する符号方式。
DA64/128 Digital Access 64
Digital Access 128
<通信--サービス>
NTTが提供する通信速度64kbp/128kbpssの低価格デジタル専用線サービス。
監視機能や故障修理時間などの保守サービスを簡素化することでコストを抑えたサービスである。
DA128では、1本の物理的な線で64Kbpsを2チャネルを利用可能である。(2Bと呼ばれる)
提供される距離区分は15km〜90km以上の複数種類があり、この他にも1.5MbpsのDA1500、6.3MbpsのDA6000がある。
DSP Digital Signal Processing <電気-->
Digital Signal ProcesserまたはDigital Signal Processsingの略。
前者はデジタル信号処理用に作られたマイクロプロセッサを指し、後者は信号間の演算により、変復調・フィルタリング等の信号処理を行うことそのものを意味している。
プロセッサの高速化により、最近は音声帯域の信号ばかりでなくビデオ帯域の信号もこの方式で処理できる用になってきている。
この方式の特徴は、全てが演算処理で実現されるので、処理の高精度化が達成できることとその再現性が極めて高い事である。
DSU Digital Service Unit <通信--装置>
ISDN(Integrated Services Digital Network統合デジタル網)回線を使用する場合のユーザ側設置伝送装置。
NTT等のキャリャが提供しているISDN回線(INSネット等)を使用する場合には、このDSUを回線のユーザ側に設置する必要がある。
アナログ回線使用時のモデムに相当するもので、ISDNのデジタル信号を局との間でやりとりする。
設置形態は、NTT等が提供する単体DSUを使用する場合と、TA(Terminal Adapter)等に内蔵されているものを使用する場合がある。
E1   <通信--回線>
ヨーロッパにおけるデジタル通信のハイアラーキの名称。
64Kbpsのチャネルを30チャネル多重化し、速度は2.048Mbpsである。
EMC Electro Magnetic Conpatibility <電気-->
日本では電磁環境問題等の言葉に翻訳されているが、電磁波に関係したノイズ問題のことである。
電磁ノイズは個々の電子機器から出る電磁ノイズの相互干渉が問題になっており、場合によっては社会問題に発展する場合がある。
現在では、VCCIに代表される各種の規制があり、電子機器を製造販売する場合、これらの規制をクリアする必要がある。
一方、電子機器から出るノイズの性質は極めて複雑であり、それを的確に抑えることは一般にかなり困難を伴う。
EOL End of Life <電気-->
製品ライフサイクルの終了(保守/サポート期間終了)のこと。EOSL(End of Service Life)/EOS(End of Support)/EOS(End of Support)/EOE(End of Engineering)とも呼ばれる。
EOLを過ぎてしまうと、システムのアップデートができずにセキュリティの脆弱性が高まったり、製品の修理や障害発生時のサポートが受けられないといった問題が生じる。
G.703a <通信--規格>
ITU-Tが定めた規格で、デジタル高速回路がどのようにインタフェース接続するかを定義した、デジタルE1インタフェースの物理的、電気的特徴を扱う特定の規格。
すべての遠距離通信ネットワークの基礎となっている。
GbE Gigabit Ethernet <通信--回線>
通信速度を1Gbpsに高めた高速なEthernet規格。
Gigabit Ethernet規格では、光ファイバーを利用した1000BASE-SX規格と1000BASE-LX規格がIEEE 802.3zとして標準化されている。
広く普及している10BASE-Tや100BASE-TXと互換性のあるカテゴリ-5の撚り対線を用いた1000BASE-T規格もIEEE 802.3abとして標準化されている。
GEPON Gigabit Ethernet-Passive Optical Network <通信-->
光ファイバーによる公衆回線網において、1本の回線を複数の加入者で共用するPON(Passive Optical Network)上で、ギガビットイーサネット(GbE:Gigabit Ethernet)の信号をそのまま流す技術。
最高1GbpsのFTTHサービスを提供することができる。
GPON Gigabit Passive Optical Network <通信-->
光ファイバーによる公衆回線網において、1本の回線を複数の加入者で共用するPON(Passive Optical Network)上で、様々な通信方式のデータを送受信する技術。
家庭向けの高速なデータ通信サービス(FTTH)などで用いられる。
HAN Home Area Network <通信-->
家庭内の複数のデジタル機器を結ぶ、ローカル・エリア・ネットワーク。
HSD64/128 High Super Digital <通信--サービス>
NTTが提供する高信頼のデジタル専用サービス。ネットワーク監視や予備回線の切り替え機能等を提供している。
HSD128では、1本の物理的な線で64Kbpsを2チャネルを利用可能である。(2Bと呼ばれる)
提供される距離区分は15km以下〜160km以上、460km以上の複数種類があり、この他にも192kbps〜6Mbpsのサービスがある。
INSネット64   <通信--サービス>
NTTが提供するデジタル公衆回線サービス。1本の物理的な線で複数のチャネルを持てる。
64Kbpsを2チャネル、16Kbpsを1チャネルを利用可能である。(2B+Dと呼ばれている)
IoT Internet of Things <通信-->
モノのインターネットと訳され、デジタル情報家電などの「モノ」がインターネット経由で通信することを意味する。
ISA−BUS Industry Standard Architecture BUS <PC-->
PC拡張バス規格の1つで、1987年にIEEEにて正式に規格化された。
現在は、PCIなど別の拡張手段で代替されるようになり、ISAはPCに実装されなくなった。
ISDN Integrated Services Digital Network <通信--サービス>
公衆通信網の1つで、すべての通信をデジタル化し、1つの回線網で音声通話やFAX、各種のデータ通信などの通信サービスを統合的に取り扱うもの。
従来のアナログ電話回線網を置き換えて高度情報ネットワークを実現するために考案されたもので、日本では主にNTTが「INSネット」の名称で提供した。
ITU−T International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector <機関-->
通信関連の国際標準規格を定める機関。
各国から有識者が委員として出席し、各種の標準規格を審議し決定する。ここで定められた標準規格はITU−T勧告として発行される。
ITU−Tのページ→http://www.itu.int/ITU-T/
財団法人 日本ITU協会のページ→http://www.ituaj.jp/
Iインタフェース   <通信-->
高速デジタル専用線(HSD)の方式の1つで、国際標準仕様のもの。ITU−Tが標準化したISDNのユーザ網インタフェース。
国内の高速デジタル専用線サービスのユーザ網インタフェースとしても使用される。
JIS Japan Industry Standard <機関-->
日本工業規格
JT−G.961   <通信--規格>
TTC標準のISDN基本アクセスメタリック加入者線伝送方式。
アクセスデジタルセクションに関するデジタル伝送システムの範囲を示している。
JT−I.430   <通信--規格>
ISDN基本ユーザ網インタフェース
JT−I.431   <通信--規格>
ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェース
LAN Local Area Network <通信-->
限られた範囲内にあるコンピュータや通信機器、情報機器などをケーブルや無線電波などで接続し、相互にデータ通信できるようにしたネットワークのこと。
概ね室内あるいは建物内程度の広さで構築されるものを指す。
LTモード Line Terminal Mode <通信-->
JT-G.961は2線式双方向伝送を実現するため、400Hz毎に上りと下りの信号を交互に伝送するいわゆるピンポン伝送方式を採用している。
このピンポン伝送の制御を、伝送路の片方で行う必要があるため、非対称のインタフェースとなっている。
制御を行う方がLT(OCU)であり、対向側がNT(DSU)である。
OCUは通常交換局に設置されている。
Multi Carrier Modem Multi Carrier Modem <通信--伝送>
多重搬送波モデム
NIE Network Interface Engineering ネットワーク・インタフェース工学技術
NTモード Network Terminal Mode <通信-->
JT−I.430のNetwork Terminal側の切り口のこと。Terminal Equipment側の切り口と対向できる。
OCU Office Channel Unit <通信--装置>
局内加入者回線終端装置。
INSネット64のように既存の電話回線でデジタル伝送を行なう場合は、加入者側と交換局側の双方に加入者回線終端装置が必要になる。
このうち加入者側の加入者回線終端装置はDSUと呼ばれ、交換局側をOCUと呼ぶ。
OEO Optical-Electrical-Optical <通信-->
波長変換技術のひとつ。
光信号を電気信号に変換し、波長の異なる光源に情報を乗せかえる方式。
PBX Private Branch eXchange <通信--交換機>
企業などで内線電話同士の接続や、加入者電話網やISDN回線などの公衆回線への接続を行なう機器。
PBX同士を専用線などで接続すれば広域の内線電話網が構築できる。
PCI Peripheral Component Interconnect <PC-->
PC拡張バス規格の1つで、インテルやコンパック等が作成したローカルバス。プロセッサの種類に依存しないアーキテクチャーになっている。
PSE Product Safety Electrical Appliances & Materials <電気--規格>
電気用品安全法のこと。
電化製品の事故を防ぐために電気用品の安全確保について定められている日本の法律である。
電気用品を製造または輸入を行う事業者は、法に定められた手続き等の義務を履行し、電気用品にPSEマークを表示しなければならない。
RS−232C Recommended Standard 232 <通信-->
全二重通信方式、シングルエンド(非平衡型)のシリアルインタフェース規格。
ホストコンピュータや端末といった「データ端末装置」と、モデムなどの「データ回線終端装置」を繋ぐものとして設計されたが、パソコン同士の直接接続や、あらゆる周辺機器の接続用に広く使われた。
現在は、その仕様の古さからレガシーインタフェースに分類され、周辺機器の接続用途にはUSBなどに、通信用途にはイーサネット、無線LANなどにその役割を取って代わられている。
RS−422/485 Recommended Standard 422/485 <通信-->
全二重通信方式、ディファレンシャル(平衡型)のシリアルインタフェース規格。
RS−422はRS−232Cでは伝送距離が短い、伝送速度が遅いなどの欠点を改良してできた規格。
RS−485はRS−422Aでは接続台数が少ないという点を改良してできた規格。
RS−449 Recommended Standard 449 <分類>
EIA(Electronic Industries Association:アメリカ電子工業会)が、DTEとDCEとの接続条件を定めたデータシリアル転送仕様の名称。
平衡型のRS-422と不平衡型のRS-423の2つが規定されている。
TA Terminal Adapter <通信--装置>
TA(ターミナルアダプタ)とは、通信回線の終端に接続され、コンピュータや通信機器を回線に接続できるようにする機器。
特に、ISDN回線の加入者宅側の末端に接続され、コンピュータやアナログ電話機などを通信できるようにする機器のこと。
TEモード Terminal Equipment Mode <通信-->
JT−I.430のTerminal Equipment側の切り口のこと。
Network Terminal側の切り口と対向できる。
TTC The Telecommunication Technologe Committee <機関-->
社団法人 情報通信技術委員会。電気通信関係を対象とした日本国内の標準化団体。
日本国内の通信事業者(NTTやKDDI等)や通信機メーカーから有識者が参加し、日本国内の通信に関する標準規格を審議し定めている。
VCCI Voluntary Control Council for Interference by Information Technology Equipment <機関-->
情報処理装置等電波障害自主規制協議会のこと。
情報処理装置、電気通信機器および電子事務用機器からの妨害電磁波がもたらす障害を、自主的に防止することを目的に設立された団体。
WLAN Wireless LAN <通信-->
無線LAN
Zigbee   <通信-->
センサーネットワークを主目的とする近距離無線通信規格の1つ。
転送可能距離が短く転送速度も非常に低速である代わりに、安価で消費電力が少ないという特徴を持ち、電池駆動可能な超小型機器への実装に向いている。
基礎部分の(電気的な)仕様はIEEE 802.15.4として規格化されている。
ファントム給電   <通信-->
2線式の伝送路を介して電力を供給する方式のこと。
ダークファイバ Dark Fiber <通信-->
電気通信事業者などが敷設した光ファイバーのうち、使用されず光信号が通っていない心線を指す。
マルチホップ Multi Hop <通信-->
無線機に備え付けられたセンサを中継器として利用し、広範囲におよぶ通信を可能とするネットワーク技術で、通信経路とも呼ばれる。
マルチホップ無線機は本体自体が中継器としてリレー式に情報を送受信するため、従来の無線通信の欠点であった、山間部などの無線が届かないロケーションにおける情報伝達を可能にする技術として採用されている。
また、マルチホップによる通信経路は、自動的に最適化されるため信頼性が高い点も特徴の1つである。
局給電   <通信-->
ISDN DSU等の装置電力を、接続されている交換機等から受ける方式。
端末給電   <通信-->
ISDN DSU等のNetwork Terminal(NT)が受けた電力の一部を接続されている端末に供給する方式。
電話等の通信機の機能を商用電源が使えない場合も確保するためのライフライン対策として使われている。